前回の「英語教育について大切なこと PartⅣ」では、私が英語教育において大切に思うポイント5つの中から4つ目のポイント「発音」についてお話させていただきました。

英語教育において大切な5つのポイント
1. 国語力
2. 文法
3. 語彙
4. 発音
5. 勉強量、勉強法

本日はポイント5の「勉強量、勉強法」についてお話ししたいと思います。
いよいよ最後のパートとなります!

結論から申しますと、勉強量は「大量」に、勉強法は「効率良く」が理想です。語学学習は実に地道な作業で、「センスが良ければあっという間に!」「これさえやれば短期間でぺらぺらに!」などはあり得ないという事を申し上げておきます。具体的に言うと、TOEIC300点の人が600点を取れるようになるためには、750時間分の学習量が必要だと言われています。
※あくまでもリスニング・リーディングテストにおいて必要な学習量ですので、スピーキングやライティングはまた別となります
※英検などへの換算は「PartⅢ語彙」をご参照ください
1日1時間ずつ勉強するとしたら、毎日欠かさず学習を続けて2年間ちょっとですね。1週間に2時間だとしたら7年ちょっと。1週間に1時間だと14年半という計算になります。
更に英語の総合力、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能全てにおいて力をつける為には、文法や語彙、発音を始めとし様々な学習内容が必要となりますが、いずれを学習する際にも以下のことを心に留めておいてください。
1. インプットとアウトプット(入力と出力)
2. 反復
3. 勉強と実践

1. インプットとアウトプット(入力と出力)
まずは知識のインプットが必須です。文法を習う事や単語を覚えることがこれに当たります。また、単語の正しい発音を知ることもインプットですね。アウトプットは習った事項を様々な方法で出力する事。習った文法を人に教えることもアウトプットになりますし、知識範囲の文法や語彙を駆使して文章を書くこともアウトプットですね。話す練習もアウトプットに当たるでしょう。

2. 反復
一旦覚えた単語や文法も、しばらく触れていなければ忘れてしまいます。完全に忘れてしまう前にもう一度学習する機会を持つ工夫をしましょう。

3. 勉強と実践
知識をインプットして、それらを練習により定着させるのが勉強。実践はあくまでも偶然的に習得内容に出会う事を指します。例えば、英語を話すお友達とお喋りする、英語で映画を観る、英語の本を読む、英語で仕事をする、などが実践に当たります。これの繰り返しにより本当の意味で語学を習得する事ができます。

効率の良い単語の覚え方を知りたい!リスニング学習のコツを教えてください!長文読解はどうしたらできるようになる?作文が苦手なんです…などなど、具体的な英語学習方法を知りたいですよね。学習方法やトレーニング方法は沢山あり、その方のレベルや性格、年齢、学習環境などによって適切な方法を選ぶ必要があります。本屋に行けば無数の教材が並んでいますし、インターネットにも様々な情報が溢れ、昨今ではYouTubeでも学習可能です。まずは一歩踏み出して何でもよいのでお試しして、自分がしっくりくる方法を見つけてください。但し、必ず自分のレベルに合う教材を見つけてください。そして、一番大事なのは「続けられる」事です。先述しましたように、学習量は「大量に」必要ですので、途中で投げ出してしまっては元も子もありません。レベルアップに必要な時間数に到達すべく、1時間、1時間を積み重ねていってください。

勿論、あすなろ塾に来ていただければ私たち講師があなたに最適な学習方法をご案内しますよ!

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